記事タイトルを見て「ふ~ん。それで!?」と思う方は一般の方でしょうか?

「あ~。そういう場合も出てくるよね」というのが、業界の方だと思います。

先日現地調査にお伺いしたお客様のトイレに設置してある便器の品番を確認してみると、C791Bとありました。

TOTOの便器左下に記載してある品番はC791B

品番左に見えるビスキャップの位置を測ったりして、排水芯の位置を確認するのがセオリーなのですが・・・

最近では、少しずつ品番を確認しなければいけない場合が出てきて、思った事がありました。

C791Bはリモデルタイプの便器


品番で確認するとC791Bはリモデルタイプの便器でした。

最近のTOTOのリモデル便器は『CS○○○BM』とMのアルファベットでリモデルと判断できますが、C791BはMがついてないのにリモデル便器なんですね。

こういう場合があるので、現地調査のときに品番を控えるのは大事ですよね!
 

近年排水芯の位置が200mmに統一されましたが、今までの便器交換では、排水芯がバラバラでしたので当たり前のようにリモデルタイプの便器でリフォームする場合がほとんどでした。

今回現地調査に行ったお客様のように、一度トイレのリフォームしたリモデルタイプの便器を交換したくなる時期になってきたのだと思いました。

排水芯200mmやリモデルタイプの便器交換が増えてくる!?


いままでは排水芯が200mm以外の便器交換が多かったので、排水アジャスターを利用したトイレリフォームがほとんどでしたが、これからは排水芯200mmからの交換やリモデルタイプからの交換が少しづつ増えていくと思います。 

排水芯200mmタイプからの便器交換


排水芯200mmタイプからの便器交換は排水芯200mmタイプで交換するのですが、メーカーによって対応する方法が少し異なります。

TOTOの場合は、『60mm立上げ用アダプターHH01001R』を手配するか、持ち出しニップル(ソケット)を使用して60mm立ち上げて対応したりします。

LIXILの場合は、『変換アダプターCF-200AD』を手配するか、持ち出しニップル(ソケット)を使用して対応したりします。


パナソニックの場合は、そのままで対応できる排水ソケットが同梱されています。 

リモデルタイプからの便器交換


リモデルタイプからの便器交換はリモデルタイプで対応するか、床を解体して床下で排便管を移設して排水芯200mmタイプをつけるかです。

問題点としては、比較的新しい便器は外見から リモデルタイプか排水芯200mmタイプか判断つかないので、便器品番を確認することが必須になってきます。


排水芯200mmだと思って手配したら、リモデルタイプだった!なんて悲惨ですよね(汗)

おわりに


一時期の『便器交換はリモデルタイプで』という時代では少しずつなくなってきています。

リフォーム業者も柔軟に対応していかないといけないですよね。

実際に工事になったらお客様にお願いして施工事例の記事を書こうと思います。

それではまた!

(※今回はTOTOの便器でしたのでリモデルタイプで通しましたが、LIXILではリトイレ、パナソニックではリフォームタイプと言い方が変わります)